仕事を辞めたくなることは誰にでもあると思います。人間関係や激務によって肉体的、精神的な限界を迎える方もいるでしょう。
将来の夢やキャリアアップを目指して前のめりに仕事を辞めたいと考える方もいるでしょうし、逆に将来の不安やこのままで良いのかという漠然とした焦燥感から仕事を辞めたいと感じる方もいらっしゃいます。
大抵の場合、そんな要素が色々と絡み合い。仕事を辞めたいという思いを募らせることになると思います。
しかし、いざ、仕事を辞めようと実際に行動に移す時、必要となるのはお金です。生活にも、転職活動にもお金はかかります。
失業保険や臨時のアルバイトなどでお金を工面することもできますが、やはり一番頼りになるのは貯金です。
特に一人暮らしの場合、家賃や生活費という生活の原資はすべて自分で賄う必要がありますので、貯金の残額が転職活動のリミットを決定づける要件になります。
私も、かつて東京で一人暮らしをしていた時、諸事情により仕事を辞めたことがありました。会社を辞めてから転職先を探すことになったため、正に、頼みの綱は貯金でした。
仕事を辞めたいと思った時、基本は在職中に次の仕事を探しておくことが重要です。それは収入を途絶えさせないという意味もありますが、職歴に空白を作らないためにも有用です。
しかし、そうわかってはいても、なかなかできないのが現実です。私も在職中は転職活動をする時間も制限された上に、そもそも肉体や精神が限界に近付いていて、すぐに次を探す気力すら沸きませんでした。
一人暮らしで貯金に頼って生活するとストレスが凄い
そんなこんなで、気付くと会社を辞めて無職状態で、次の転職先を探しながら東京の一人暮らしを余儀なくされていました。
しかも、自己都合で辞めたので失業保険は三か月待たなきゃならないし、バイトしながら転職先を探すバイタリティも失われていたので、結局、貯金に頼る生活になりました。
幸い、貯金には余裕があったのでなんとかなりましたが、やはり収入のない状態での一人暮らしは何かと不安で精神的に圧迫されました。
特に家賃はガリガリと貯金の残高を削ってくれます。食費や生活費のように節約できないし、引っ越しは更に何倍も費用が掛かるので安直にできません。
そんな経験から言わせてもらうと、仕事を辞めたいと思ったら、まず、貯金を始めることをお勧めします。貯金の残高は最低でも家賃一年分くらいは確保してあると余裕のある転職ができます。